梨の甘さ

主人が亡くなって4か月が過ぎた。
梨畑で除草していると、ふと帰ってくるのではと思うことがある。

「今日の夕飯は何が食べたい?」

「美味しいもの」

「そういうのが一番困る」と返すと

「のど越し生」と必ず帰ってくるほどのお酒が好きだった。


摘果できなかった梨畑を見ると無性に悲しくなる。
暑い思いをして、収穫や箱詰めをやったよね。
出来もしないのに「梨づくり1000万円計画」なんて目標作って日が明るくなる前から、起床して梨畑へ行ったよね。

今年は、梨を口にすることがないと思っていたら、お父さんの従兄弟が「仏様に供えてくれ」と幸水を持ってきてくれたよ。
冷蔵庫で冷やし、息子たちと口にした梨は、とても甘かったよ。

この記事へのコメント

2018年08月18日 00:34
なんか泣けてきます。

梨農家の大変さを考えたこともなく、パクパク食べておりましたけど、少し見方が変わります。

ご主人は、お供えされた梨を甘いと感じてくださっているかしらね~。
2018年08月18日 06:49
おはようございます。
いつもありがとうございます。
世界が違うとお隣に住んでいてもわからないと思います。私たちもお勤めする方の苦労をあらためて感じることあります。
主人は、美味しいと感じているでしょうか。
感じていても職人肌なので、単純に美味しいとは言わないでしょうね。
私達が青い梨を収穫してしまうとその場で皮を剥いて味見をさせてくれました。
「まだ熟していない」と言うことなのです。

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